Plus フォーラムでも質問した内容ですが、Projectファイルが上げられないので、状況が十分伝わっていないかも知れないので,こちらでは日本語で質問します。
表記WUFI Plus v2.5.4で、例えば間口3mx奥行6mx階高3mのRC集合住宅の1ユニットを考えます.
WxHが3mx3mの南北面が外壁(新省エネ基準準拠:RC厚さ15cm+ウレタン2cm)で、残りは屋根・床・東西壁は上下階住戸や隣接住戸との界壁(RC厚さ15cm)とします。界壁の外側の境界条件は室内と同じとし、南北の外壁に関しては東京の標準年の外界気象条件を指定します.
窓は3mm単板ガラスとし、WxHが2.5mx1.2mが南北外壁に設けてあるという設定です。
この建物に関して、"explicit radiation balance"のチェックを入れた計算とチェック無しの自然温度(室内発熱無し、冷暖房無し,放射を含む外界気候条件だけで形成される室内温・湿度変動)の年間計算を実施しました。
その結果、"explicit radiation balance"の計算結果の室温は、チェック無しの計算結果よりも、年間を通じてオーバーヒートな高い室温が出力されます。
"explicit radiation balance"が長波長放射の冷却を考慮しているとすると、傾向が逆であって然るべきですが、そうなりません。
ご検討とご回答をお待ちしています。
WUFI Plus v.2.5.4: influence of checking "explicit radiation balance"
Re: WUFI Plus v.2.5.4: influence of checking "explicit radiation balance"
WUFI Plusの担当者Matthiasによる英語での回答(http://www.wufi-forum.com/viewtopic.php?f=14&t=1036)を要約します。
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こちらでも放射冷却効果について簡単なモデルで計算を行ったところ、hsさんのご指摘のように、室温が著しく高い結果となりました。ご報告ありがとうございます。
現在Plusで採用している窓を通した熱の出入りは、EN-ISO 13790に準じた、簡易計算法によるものです。将来的なアップデートでは、透明な建材に関するexplicit radiation balanceを、より詳しく計算できる方法が採用されます。
それまでは、窓を通した熱の出入りが含まれる場合には、explicit radiation balanceを使わないよう、チェックを外して下さい。
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こちらでも放射冷却効果について簡単なモデルで計算を行ったところ、hsさんのご指摘のように、室温が著しく高い結果となりました。ご報告ありがとうございます。
現在Plusで採用している窓を通した熱の出入りは、EN-ISO 13790に準じた、簡易計算法によるものです。将来的なアップデートでは、透明な建材に関するexplicit radiation balanceを、より詳しく計算できる方法が採用されます。
それまでは、窓を通した熱の出入りが含まれる場合には、explicit radiation balanceを使わないよう、チェックを外して下さい。
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