第二種換気によって室内が正圧になる場合の漏気を考慮

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eri
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第二種換気によって室内が正圧になる場合の漏気を考慮

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第二種換気で室内が正圧(+6Pa程度)になった状態をWUFIの設定で疑似的にシミュレーション可能かでしょうか?
eri
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Re: 第二種換気によって室内が正圧になる場合の漏気を考慮

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建物内部が正圧になった場合に、外皮構造内部に湿気が浸入し、結露する現象を考慮することはできます。
IBPで、これを考慮するための「漏気モデル」が開発され、WUFIに含まれています。

WUFIの中で、「湿気の発生」を適用し、その中の「IBPの漏気モデル」を使います。

このモデルを使うには、予め、結露が予測される場所をユーザーが指定する必要があります。その場所は通常、断熱材の室外側にある合板の中(設定する場所は合板内の室内側の5mm)です。合板がなければ、断熱材の外側の5mmに、このモデルを適用します。

そして、次の項目を入力します。
・ 建物の気密性
・ つながっている空気柱の高さ (2階建ての住宅ではだいたい5m)
・ 機械換気による加圧

建物の気密性は 50Paの圧力差で測定した場合の、通気量をその建物の室内表面積で割った値(q50)[m³/nm²h] で入力します。 一戸建てではだいたい、50Paの圧力差における換気回数(n50)と同等です。

日本で一般的な気密性能を表すC値は、換算する必要があります。換算にはこの資料が役に立ちます。
https://www.city.sapporo.jp/toshi/jutak ... tusyo4.pdf

WUFIのヘルプに、モデルに関するより詳しい情報が記されています。

ちなみにドイツの規格DIN68800では、この漏気をシミュレーションで考慮することが義務づけられています。
というのも、木造構造では、完全に気密、つまり漏気をゼロにすることは(現在の技術では)決してできないので、湿気が浸入すること(漏気)を前提として、その湿気も外に排出できるような構造を計画しましょう、ということです。
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断熱材の室外側にある合板(12mm)を選択し、そこに「発生・消失」⇒「湿気の発生:新規作成」し、「IBPの漏気モデル」を選択する。<br />モデルを設定する箇所は、合板の室内側5mmなので、分割する範囲は「複数の要素」とし、室内側5mmとなるように深さを設定する。
断熱材の室外側にある合板(12mm)を選択し、そこに「発生・消失」⇒「湿気の発生:新規作成」し、「IBPの漏気モデル」を選択する。
モデルを設定する箇所は、合板の室内側5mmなので、分割する範囲は「複数の要素」とし、室内側5mmとなるように深さを設定する。
漏気モデルの設定.PNG (26.38 KiB) Viewed 12680 times
eri
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Re: 第二種換気によって室内が正圧になる場合の漏気を考慮

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http://www.maebashi-it.ac.jp/~archi/kuk ... lass13.pdf
この資料の19ページ目に、C値に相当する、圧力差50Paで測定した場合の換気回数(「IBPの漏気モデル」のq50値として代用できる値)を読み取ることができるスカラーが役に立ちそうです。 このスカラーの出展は不明ですが。
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換気回数の換算.PNG
換気回数の換算.PNG (61.41 KiB) Viewed 12673 times
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